幼児用ピアノ導入教材・教本【音のつばさ】

音のつばさ

 ピアノをはじめる小さなお子さんに! はじめてのレッスンを楽しくきちんと!

「どんな風にレッスンを始めたらよいかしら?」


「今使っている本の曲、
   なかなか覚えてくれないな・・・。」

「ずっと椅子に座っているのは無理かな・・・?」


 3歳前後のお子さんのピアノレッスン、困ったことありませんか?

 市販の幼児用教材・教本が少し難しいと感じてらっしゃる方に、それらに入る前またはそれらと並行して使っていただきたい教材です。

 ピアノレッスン導入期のアイデアのひとつとしてお使いいただければと思います。

ごあいさつ
 市販の導入書の補助教材として使っていた歌や、レッスン内容を、冊子にまとめ紹介させていただくことになりました。

 手作りの本なので市販の教本のように立派なものではありませんが、小さなお子さんが遊んでいるうちに音楽の基礎を身につけられれば、との思いで作った教材です。

 ご関心を持って下さった先生、生徒さんの楽しいレッスンのお手伝いができれば幸いに存じます。
編著者 吉村 祐子
武蔵野音楽大学音楽教育学科(ピアノ専攻)卒業。
カワイ音楽教室の講師を経て、現在、自宅でピアノレッスンを行っています。


こんにちはぴあの

 幼児期の成長の個人差は大きく、興味を示すことも子どもによって違います。そこで、先生はいろいろな遊びの引き出しを準備し、それぞれの子どもに合わせて柔軟に対応し、発展させていかなければなりません。この教材はその引き出しのひとつです。順番にこだわらず、先生のアイデアを加えつつ生徒さんそれぞれの力に合った方法でレッスンを行ってください。

 すぐにできなくても、間違っても、否定せず、アプローチの仕方をいろいろ工夫して、根気よく繰り返しながら少しずつできることを増やしていきましょう。



<ぴあのとあそぼう>
 A4全43ページ
 ¥1,700(税込み)


音楽の基礎を学び、指を動かす練習をします。
<れんしゅうちょう>
 A4全29ページ
 ¥1,200(税込み)


読譜のための練習をします。
<りょうてでひこう>
 A4全22ページ
 ¥900(税込み)


みんながよく知っている曲を集めました。
<五線譜カード>
はがきサイズ1組20枚
 ¥300(税込み)

音符が書かれていない大譜表のカードです。

  4冊セット価格¥3,900(税込み)
  全て送料無料!
*ご質問等がございましたら、こちらから、お問い合わせください。



<ぴあのとあそぼう> A4全43ページ ¥1,700(税込み)

 小さなお子さんにとって、指を自由に動かすことや読譜をすることは大変難しいことです。音階もよくわからないのに、読譜をしながらピアノを弾かせようとしても混乱してしまいます。そこで、この教材では、指番号を意識して指を動かす練習から始め、読譜の練習を別におこない、徐々にそれらをリンクさせていきます。

 楽譜を読めない場合は、歌を覚えてピアノ弾くというふうにされているのが一般的だと思います。歌うことは音楽の導入にあたってとても大切なことです。しかし個人レッスンでは、歌の好きなお子さんばかりとは限らないし、少し長い歌、知らない歌を覚えさせることは大変・・・なんてこと、ありませんか?

 この教材は、歌を覚えてからでも本を見ながらでもピアノを弾くことが出来ます。もちろん、慣れて来たら必ず歌詞や音名で歌うようにも指導してください。最初は歌わなくても、最後には歌いながら弾いているお子さんがほとんどです。

<詳しい内容・補助教材の紹介>*テキスト以外の補助教材は販売していません。詳しい作り方などご質問のある方はお問い合わせください。

●音階の導入

大きな紙鍵盤を使って、歩いたり動物の切り抜きなどを歩かせたりします。音階を知っている子でも、どの音もドから数えないとわからないような場合も多々あります。 
 毎回のレッスンで、上行・下行・1つとばし・途中の音からなど、いろいろなパターンで歌わせましょう。

模造紙などに線を引き、黒い紙を貼って大きな紙鍵盤を作りました。置いてあるのは、一音ずつの鉄琴です(ハンドベルもこの色の配列になっているものが多いようです)。


●リズムの練習

リズムカードを用意します。これは、すぐに覚えられる子がほとんどです。 
「れんしゅうちょう」を参考に、先生のご判断でリズムカードを作成してください。 
電車のようにつなげたり、先生が叩いたカードを見つけたり、子どもに問題を出させて先生やお母さんが当てたり、リズム楽器やハンドベルなどを使って、童謡などの曲と合わせて一定のテンポでリズム打ちをする練習などしましょう。


●中央ドを覚える

黒鍵2つのグループを見つけさせ、ドを教えます。


●音の高低の理解

絵に描いた階段などを使って、ピアノの鍵盤は向かって右に行くほど高い音になることを感じさせます。 
その中で、まずファ・ ド・ソ(ヘ・一点ハ・一点ト)の鍵盤(階段の絵)を指差しながら何度も歌わせ、音の高低を感じさせます。 
3音の聴き分け・歌い分けが難しい場合は、ヘと一点トの2音から始めましょう。
読譜の基礎になります。


●五線の線・間・上下の理解

はしごを五線に見立て、線・間・上下を理解させます。
大きな五線を作って歩かせたり、○などを置かせたりして遊びましょう。


●指番号を覚える

足跡の上を、書いてある番号の指で歩いてみます。
その後ピアノで弾きますが、最初は小さな手でも音の出しやすいミニ鍵盤のキーボードなどを使っても良いと思います。


●隣り合った指を動かす練習

単純な指の練習ですが、子どもが興味を持ってくれそうな歌詞をつけました。
弾けたらすぐ終わりにせず毎回のレッスンに取り入れて、自分で歌いながら弾かせましょう。


●離れた2本の指を動かす練習

指を動かすことが目的なので、楽譜の通りに弾けない子は、歌や先生のピアノに合わせて指定の指を交互に動かすだけでも構いません。

ひと通り弾けるようになったら、今度は音名唱させながら弾かせましょう。次の単元に進んでも、指の形や音の出し方に注意して練習を続けると良いと思います。


●ファ・ド・ソ

ト音記号と一点ト、ヘ音記号とへを関連付けて、読めるようにします。 


コルクボードにネルの布を貼って(裏で押しピンで留めただけです。)五線譜を作りました。黒丸は不織布を丸く切って黒く塗ったものです。ボードを立てても丸は落ちません。何の仕掛けもないのにくっつくのが不思議で子どもはとても興味を持ちます。


●知ってる歌を10本の指で弾く

リズム打ち・音名唱なども行いましょう。ここでの音名唱は、まず模倣からおこない、すらすら歌えたら楽譜を見て歌う、という具合に進めてください。 「ぴあのとあそぼう4」では、子供たちが知ってそうな曲ばかり集めたので、ちょっと難しいかなと思う曲もありますが、意外とすぐに覚えて弾いてしまいます。

知ってる歌をピアノで弾ける喜びをたくさん味わえば、次へ進む意欲が湧いて来ます。そういう主旨で作成していますので、一般の教本のように指の練習の為に体系的に曲を並べたわけではありません。導入期につまづかない為の教材・曲集なので、順番通りでなくて構いませんし、全てをやる必要もありません。他の教材と併用して使っていただければと思います。




<れんしゅうちょう> A4全29ページ¥1,200(税込み)

 導入期には、まず歌って覚えてピアノを弾きます。しかし、知らない曲でも長い曲でも弾けるようになるには、読譜力が必要になります。でも決してこれは、音に先行するものであってはいけません。切り離すものでもありません。音を十分に親しみ楽しんでこそ、音の無い紙面の音符の意味を理解できるのです。

読譜とは、音高・音価を瞬時に把握し、メロディを読み取っていくことです。子どもが、言葉を話せてから文字を理解するように、音名唱やリズム打ちなどができるようになってから楽譜を理解すると考えます。読譜力は音感が育ってこそ身につくのです。

 ここには1音ずつのカードを作るところまでしかありませんが、音符を模様読みするためのヒントをいくつか載せています。
 書いたり弾いたり歌ったり、「ぴあのとあそぼう」と並行して進め、指が少し思い通りに動かせるようになるころ相応のソルフェージュの力が身についていることが目標です。

 小学校低学年でピアノを始めたお子さんにも使っていただけます。

<詳しい内容・補助教材の紹介>*テキスト以外の補助教材は販売していません。詳しい作り方などご質問のある方はお問い合わせください。

●リズムの練習

積み木やカードで音価を直観的に意識させましょう。 

これは、ホームセンターで角材を切ってもらって作りました。 立体的なものの方がより興味を持つようです。もちろん紙で作ってもかまいません。
音価は音符の後ろの空間で把握するので、音符は左端に書きます。
4拍子と3拍子ができる箱も作り、「れんしゅうちょう」の中の問題や、先生が叩いたリズムをこの積み木で作らせています。子どもたちはパズル感覚で楽しんでいます。


●丸を書く

最初は自由に、徐々に線・間に丸が書けるように練習します。
子どもの発達状況を見ながら、色塗り、なぞり描きなど取入れましょう。


●音符カードを作る

大譜表カードに自分で丸を書いて音符カードを作ります。ト音記号の第2線、ヘ音記号の第4線に色をつけても良いでしょう。

歌ったり・弾いたり・ノートに書いたり・音当てしたりしましょう。
音名がわかるだけでなく、音や鍵盤の位置もわかるようにしましょう。

「ぴあのとあそぼう」が終わるまでに、ろ〜二点二の音まで覚えることが目標ですが、お子さんの理解度に合わせてカードを徐々に増やしていきます。
あわてずに行きましょう。

れんしゅうちょうでは、へ、一点ト、一点ハ、その上下音…の順にカードを増やして行きます。常に一点ハから数えないとわからない読み方では譜読みに時間がかかりますし音楽的な読み方ができません。ランドマークをたくさん作るのが目的です。
しかし、カードの増やし方はこの順番にこだわる必要はありません。先生のお考えでやりやすい順番で行ってください。

※音符カードは常に、音・鍵盤とリンクさせましょう。


●両手奏への導入

拍子を数えながらリズム打ちをしたり、両手リズム打ちの練習をしましょう。



※れんしゅうちょうの内容は随時復習し、苦手なところは何度も練習しましょう。


<りょうてでひこう> A4全22ページ¥900(税込み)

両手で弾く楽しさを味わって、次のステップへ進めるよう、子どもが好きな曲にできるだけ単純な伴奏をつけています。

<詳しい内容>

両手ともド〜ソからほぼ移動することなく弾ける曲を選んでいます。他の教本でのレッスンが停滞している時などにも、取り出してお使いください。
左手はごく簡単な伴奏になっていますので、併用している教本やお子さんのレベルに合わせて音を増やしてあげると良いと思います。

掲載曲:おけいこ・うたいましょう・げんきなこどもたち・めりーさんのひつじ・ちょうちょう・あわてんぼうのうた・ぶんぶんぶん・かっこう・さよなら・よろこびのうた・やまのおんがくか・せいじゃのこうしん・アルプスのやまごや・きらきらぼし・かねがなるよ・あぶくたった・ぞうさんのさんぽ(全17曲)   


<五線譜カード> はがきサイズ1組20枚¥300


音符が書かれていない大譜表のカードです。

覚えた音を自分で書き入れて完成させます。音名を覚えるだけでなく、できるだけ歌ったり弾いたりして音とリンクさせましょう。カルタ遊びやメロディ作りなどに活用してください。「れんしゅうちょう」の中で使用します。

 4冊セット価格¥3,900(税込み)
 全て送料無料!
*ご質問等がございましたら、こちらから、お問い合わせください。

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